セクション5療法



・リンパ帰還流と静脈性帰還流の改善が 貯まりと溜まりに対抗する
・痛いところは 栄養不足に畜毒浮腫
・痛いところは 悪いところではなく 被害者である
・栄養不足と浮腫畜毒こそが 痛みを生みます
・人体は 5つの機動体(モビル)と中心被操縦核体(センター・コントロールド・
 コア)
・5§(セクション)の弾性剛性力の植入が機動体「モビルボディー(小萩造語)」を
 造る
・発条(バネ)なき体は 疲労し 離断し 硬化し 塊化する


身体を正しく動かせば自然と「健康」な身体になります。
疲労しやすい、ケガが多いのは身体の正しい動かし方を知らないだけです。日常生活の動きでも正しい身体の動きを身に付けることができると自然と痩せます。




セクション5療法
(人体5分割の原理)


一般的に「手足」は「脳」からの指令によって動いているとされていますが、「力学」においては、「頭・手・足」が「胴体」に付着し、構造からの起動援助を受けて「頭・手・足」が「パーツ」として起動することによって「身体」が動いていると考えます。「頭」「手(各2)」「足(各2)」の5つの「パーツ」は、まさに「機動体」として機能しているため、正しく動かすための練習と治療が必要です。

サッカーボールを蹴る時、身体が真っ直ぐな状態や反った状態ではボールを蹴ることはできません。頭を下げる(身体が少しかがむ状態)と容易にボールを蹴り飛ばすことができます。

それは、かがんだことにより後頭骨から仙骨にまで走行している脊椎起立筋群の伸張による反動力を作り出したからです。「手足」はバラバラに動くのではなく、互いに繋がり「頭」「手(各2)」「足(各2)」の5つの部分が「胴体(CCC)」を引っ張ったり引っ張られたりしながら、「剛性」や「弾性」を生み出して起動します。5つがそれぞれ引き合い連関し合うことで全体として統合された動きができるようになります。

「胴体」のみの動作で「頭・手・足」の連動反射が起こらず「上腕で物を持つ」「太もも(大腿)で歩く」といった末端の単発動作になると乳酸が蓄積されるため疲労しやすくなり動くことが億劫になってしまいます。
 
「頭・手・足」が引っ張り合うことで発生する「腱反射性」の張力を使って日常生活動作(ADL)を行える人は「健康体」ですが、それらの人達は必ず「指先反射(手)」と「趾先反射(足)」による「腱反射力」を使った日常生活動作(ADL)を行っているため疲労しにくい。箸を正しく持つ人に限り肥満が少ないのも同じ原理を利用しているからです。

指先で物を握るとキュッと胴体が引き締まります。他にも5本の指先だけを地面に付けて手掌を付けない「指立て伏せ」をしたとき、拳法や空手などで指先をすべて伸展して5本の指を水平に寄せる「突き」の構えをしたとき、箸や手提げカバンを持ったとき、伏せたコップを5本の指ですべてつかんだときなど握った瞬間に胴体の引き締めが起こるのを感じ取ることができます。腱の収縮によって指先でものを握る動作をすると疲労しにくく肥りにくい。

「趾先反射」を使わずに「太もも(大腿)」で歩行をするのは筋力トレーニングとしての「もも上げ」を自ら苦しんで行っているようなものです。明らかに消耗であり、「趾先反射」のない状況は関節周辺に大きな負担となります。

「趾先」だけに体重積載を集中させてはじき返せば脊柱に負荷はかからず疲労はなくなります。足底の接地がなくても趾先に少し抵抗が加えられるだけで足底を含む「趾先反射」を起こす体をつくらなければならない。

足の裏がブレード板ならよいのです。

人体は本来、「ただ動き回る個体」に成長するための機構しか備えていない。動いてこその人体です。